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田んぼや畑、どうやって始めたらいい?〜十日町で小さな農を取り入れるために〜【田畑を借りよう編】

※この記事は、2016年6月に、佐藤可奈子様よりご寄稿いただいた記事です。

 

こんにちは、佐藤可奈子です。

さてさて、地方での暮らしに憧れる方には、なりわいとしての「農業」とまではいかずとも、農ある暮らしに興味がある方も多いのではないでしょうか。

私も、地方で暮らすならば、小さくてもよいので、農を取り入れることを心がけてほしいと思っています。

「生む側になる」ことを通してこそ、地域に生きる良さを感じるからです。

私自身は、移住してすぐに集落の方々が田畑、農機具を貸してくださったおかげで、農業をすぐ始めることができました。

本当に恵まれたと思います。

 

実際、耕作放棄地も増えて、作り手が少なくなってきているので、「農地は簡単に借れるかも!」と思うかもしれませんが、実は借りるにあたって密かにハードルが高いのが農地でもあります。

今日は(たまには農業委員らしく)、

田んぼや畑を借りるための基本的な方法を解説するとともに、日本農業の問題を指摘し、その上で、そんなハードルを越えて簡単に小さな農を始める方法を簡単に!お話ししたいと思います。

それなりに 親切な内容になりました!!(自画自賛) 

 

■■■もくじ■■■

  1. 衝撃の事実!農家でないと農地は借りれない?!
  2. どんな手続きを踏めばいい?【ちゃんと農業したい人へ】
  3. 申請書、どうやって書いたらいいの?
  4. いくらで借りれるの?機械も借りたいんだけど…。
  5. 結局、小さく始めたい人は、どうしたらいいの【ちいさく農を取り入れたい人へ】

 

1、衝撃の事実!農家でないと農地は借りれない?!

そうなのです。農家でないと農地は借りれないのです。

けれど、農家出身でもないし、初めて農業を始めよう!と思う人が、(まだ始めてもないのに)農家であるはずがありません。

意味不明だと思われることでしょう。

農地の貸し借りは農地法で定められているのですが、そこで言う「農家」の条件とは、

  • 機械を借りるアテがあるか。
  • しっかり働ける労働力があるか。
  • 技術が十分にあるか。

この3つがポイントです。

借りた農地を全部ちゃんと耕作するという営農計画が見えてないとダメです。

上記が原則ですが、150日未満でも、必要な農作業に常時従事していれば、認められることもあります。

一定の面積を経営することとして、一般的には原則50aと定められていますが、地域の実情に応じて農業委員会が引き下げれることとなっており、十日町の場合は10a以上です。(聞いてビックリ、北海道は2ha!!!うっひょー)

※10aは10m×100m(だいたい31m×31m。約300坪と考えるとよいでしょう)、1haは100m×100m。

 

意外と広いんですよね、10a。

田んぼはともかく、家庭菜園レベルで畑を10aやるのは結構大変です。

山地の田んぼはほとんどが10a以下のものばかりなので、要件を満たそうとすると、何枚か借りる必要があります。

例えば、道普請(水路の共同保全作業)に参加しない、水の流れを分断する、無農薬している人ができなくなるほど農薬を使う、地域の中心経営体や集落営農などまとまって農地を耕作している地域で、利用を分断するような行為、などなど。

これだけ聞くと、「オラ、本気で農業しる!」って形をとらないと、農地を借りれないのか?という気がしてきますよね。

 

小さな田んぼが分散する十日町のような中山間地では、もっと家族農業や個人レベルの小さな農をする人がもっともっと参入して、たくさんの力で維持すべきだと思っています。

それにとってはちょっとハードルが高いかもしれませんが、最後の項目で、小さくてもできる方法をお伝えしますのでご安心を!

 

2、どんな手続きを踏めばいい?【ちゃんと農業したい人へ】

その前に、基本的な農地の借り方を。

農地を借りるには、農業委員会の許可が必要です。

市役所内に農業委員会事務所があるので、申請書の用紙をもらい、書き方なども聞いてみましょう。

手順としては、

さとなび用申請流れ

こんかんじです!

 

3、申請書、どうやって書いたらいいの?

農業委員会に申請書をもらいに行きましょう!

分からなければ、聞いちゃいましょう!!!それが一番です。

こちらでは、要点だけを貼りますね。

 

農業をやるにあたって、労働力や機械などについてもこのように書くものが。

 

4、いくらで借りれるの?機械も借りたいんだけど…。

さて、申請書を書きつつ、一番大事な部分が、

「おいくら万円で借りるのか?」というとこ。

ちゃんと話し合いをして、トラブルのもととならないようにしましょう!

とは言え、農地がどんな相場なのか?

いくらで提案したらいいのか?

うーん、困ったときは………

十日町市賃借情報〜〜〜!!!(ドラえもん風)

毎年、農業委員から発行されており、場所、地域、条件による平均値、最高額、最低額など提示されています。

 

これを参考に、話し合いするのもよいでしょう。

また、農業機械を持っていない方には、こんな情報も。

農作業請負標準料金表〜〜〜!!(ドラえもん風)(2回目)

農業機械を持たない自分の代わりに、作業を依頼した場合の参考賃料です。

近くの農家さんに農業機械部分をお願いするとき、参考になります。

 

だがしかし。

 

農業機械だけを借りた場合の標準価格はありません。(ガーン)

 

私自身も、オペレーターは自分でして、トラクターや田植え機などの農業機械だけを集落の方からお借りしている状態です。

私は1時間いくら、という形で年末にお支払いしていますが、いくらにするのかは、地域で相場を聞きつつ、双方でよく話し合うのが一番です。

 

5、結局、小さく始めるたい人は、どうしたらいいの【ちいさく農を取り入れたい人へ】

さて、なんだか「マジでオラ農家やります!」って方じゃないと、借りるの難しそう…と感じたかもしれませんが、

ガッツリやるというより家庭菜園くらいでもいいんだけど…という方でも、

簡単に耕作を始めることができる方法があります!

 

市民農園、体験農園、委託耕作…などなど直接農家へ!

十日町の市民農園に関する情報はないのですが、近くの農家さんに直接交渉して体験的にやらせてもらう、あるいはほんのちょこっと借りるというやり方。

本当ならば農地法により、貸し借りはちゃんと申請することが必要です。

が、体験農園・市民農園あるいは委託耕作という位置づけで耕作するやり方があります。

 

地方の休耕地はこのように貸し借りされているところも多く、田んぼより畑のほうが上記のように借りるハードルは低いです。

こういうパターンでは、タダ同然だったりお酒一升のお礼で借りている人も多いです。ただ、トラブルにならないよう、一筆書いたりしておくのもよいかもしれません。

 

直接農家へ問い合わせる場合…

もちろん私までお声がけいただいてもOKです!一緒にしたり、どなたかに繋げたり、なにかしらお力になれればと思います!

 

畑付き空き家を借りる

意外とあります。これから移住!という方は、そういう観点で探すのもいいでしょう。

 

農作業のパートアルバイトを探す!

農業は季節労働です。

実は、農繁期だけのパートを募集している農家さんはたくさんいます。

ナスや雪下人参、その他野菜の収穫・出荷作業など。そして、B品をもらうことも…♡

 

ただし、パートアルバイトはどこかに情報が出ているというよりは、地域内情報として出回っているので、積極的に農家さん周辺で情報収集するのが一番です。

 

そんなとき!困ったら、ぜひ若手ファーマーズちゃーはんにひと声おかけください!

何かしらのアルバイトがあります!

ちゃーはんホームページ

ちゃーはんfacebookページ

 

以上、いかがでしたでしょうか。

農業や農地問題はよくわからない世界のように見えますが、踏み込めばその先はとても深く広い世界です。

すこしでも皆様ちいさなチャレンジのきっかけになれれば幸いです!

 

【移住女子ファーマーの、山のくらしごと手帖】

http://satookanako.blog.jp

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